根管治療
根管治療の目的とは
よく「根管治療の目的は歯が残ること」と皆様は認識されていると思いますが、歯が残ること自体が目的ではなくQOLを高める必要があると考えております。
目的はあくまでも「今までのように噛めて美味しく食事が出来る、そして健康に過ごせること」です。そのために歯は不可欠であり、天然歯の代わりとなるインプラント治療もありますが本来の「噛みやすさ」では当然ながらご自身の天然の歯が一番なわけです。
健康寿命に役立ちたい
私たち歯科医院は口腔機能の低下による身体の衰え(オーラルフレイル)になりにくいようにするために「できるだけ歯を残す」そして「その歯でしっかりと食事をしていただく」という状況にできるだけもっていくことを患者さんと一緒に目指しています。
食生活を含め健康的な生活の質を上げるために、歯はすごく大切な存在です。
今まで来院された患者様の中には他院で治療後にしっかりと噛めているのか、そうでなかったケースも多々見てきました。
患者様もしっかりと歯科医院を見極める必要があるものと感じると同時に、私たちも患者様のベストを提案し治療に臨んでいます。
ラバーダム防湿法
ラバーダムは、根管治療で重要な役割を果たす治療法の一つです。そこで、ラバーダムと根管治療の治療法について、分かりやすく解説していきます。
ラバーダムとは
ラバーダムとは、正式には「ラバーダム防湿」と呼ばれます。ラバーダム防湿とは、根管治療の際に、ゴムのシートのようなものを患者さんの口の周りに張り、治療する歯の部位だけを露出させて、治療する方法です。
このゴムのシートのことを「ラバーダムシート」と呼びます。そして、この方法を取ることにより、治療部位の湿度を下げる効果が得られることから「防湿」と呼ばれます。このラバーダムの大きな目的は、根管治療を行う歯に対して、唾液が入るのを防ぐことにあります。
基本的にメリットがほとんどで、デメリットはないと言い切っても間違いではありません。ただ、ゴムに対するアレルギーをお持ちの方には適用できないといったことくらいです。